事件は20代前半のある朝のことです。http://www.jardinsgourmands.com/
その頃、仕事にもまだ慣れずに緊張の毎日で疲れが溜まっていたのかもしれないのですが、朝起きた時に自分の口臭が気になって仕方ない日がありました。「あれ、私の口がくさいかもしれない。」と思わず自分の手をペロリと舐めて臭ってみました。そして予感はのけぞる程の確信に変わりってしまったのです。
それからというもの、就寝前にはブラッシングとマウスウォッシュを徹底し、食事後にも歯磨きをする習慣をつけました。でも一度気になった口臭は治る気配がなく「もしかして口臭のせいで彼氏ができなかったのかも」と不安になりました。そして一カ月が経つ頃には、なにか口腔内の病気なのかもしれないと真剣に悩み口臭を専門とする歯医者を調べ始めました。
藁にもすがる想いで来院した口臭治療の病院で、恥を忍んで先生に口臭で悩んでいることを告白し検査をしてもらいました。先生に実際に口臭を臭ってもらい、専用の唾液を採取する検査をし待つこと15分程度でした。先生が一言、「その口臭、気になっているのは自分だけかも!全く治療の必要はないですね。」とのことでした。一カ月以上の悩みをぶつける先がなくなったことで、毒が抜かれたのか「彼氏ができないのは口臭のせいじゃなかったのか」という事はわかり一件落着でした。